詐欺や金銭トラブルで失うもの

 

詐欺被害・金銭トラブルなんて関係ない

ニュースやワイドショーでもよく目にする詐欺被害や金銭トラブル。金額の大小に関わらず巻き込まれると嫌か気分になるものです。ほとんどの人が自分には関係のない他人事として見ていると思いますが、そのきっかけはどこにあるかわかりません。

生命保険詐欺のような大きな詐欺事件は、さすがに巻き込まれるケースは少ないかもしれませんが、ショッピング関係の詐欺などは、いつ引っかかっても不思議はない程に巧妙になってきています。身内や友人との金銭トラブルなんて無いから大丈夫という人でも、詐欺被害には気をつけなければいけません。またそこから金銭トラブルへ発展するケースもあります。

あらゆる詐欺の共通点

ひとことで「詐欺」といっても様々。結婚詐欺やリフォーム詐欺、還付金詐欺、振り込め詐欺、オレオレ詐欺、オークション詐欺に架空請求…。悪徳商法なんかもありますね。

でもどんな手口の詐欺にも共通で言えることですが、こちら側の弱みや欲求、あせり、不安といった心理面を巧みに利用しているということ。なので騙されやすい人、騙されやすい性格、というものは確かにあります。ですがそういった内面の問題ばかりではなく、その時々の状況など外側の要因も見逃せません。

結婚詐欺やリフォーム詐欺などは典型ですが、より良い相手、よりよい住まい、理想的な条件に巡り会えたと感じてしまった状況で「これは詐欺かも」と冷静になるのは難しいですね。相手は心理を操るプロでもあるので、実に自然に近づいてきます。

悪い男にお金を渡す女性

オークションやネットショッピング関係の詐欺も希少価値のあるものを、限定で煽って購入させるなど、心理面を知り尽くして攻めてきます。諦めのつく金額以上のものは、どんなに魅力的であってもネット購入しないのが賢明です。

友人を巻き込む詐欺

騙されたことを知った時のショックは計り知れませんが、それでも被害者が自分だけであればまだマシです。詐欺の中には他人を巻き込んでしまうものもあります。

悪徳商法などはいい例です。霊感商法、資格商法、マルチ商法などこれも色々ありますが、これらはある種の洗脳も関係してくるため、本人は本当に良いことをしているつもりでねずみ講のような詐欺に加担してしまうということもあります。

マルチレベルマーケティングなどはビジネスモデルと説明されれば納得もできますし、実際に扱う商品は良質だったりもするので、一概に詐欺とも言い切れない部分も確かにあります。実際、優秀だった友人が積極的だったりすることも多く、そういった姿を見ていると興味が湧いてしまうこともあります。ただこれも全ての人が成功するわけではなく、末端の人たちは損失ばかりで強引な勧誘をすることも多いですね。

悪い人に囲まれる女性

貸したお金・騙されたお金は帰ってこない

こういった詐欺などに関わっていくと金銭感覚もおかしくなります。本人は信じきっているので、お金はしばらくで入ってくると思っています。なので「それまでの間だから」と悪気なくお金を借りに来ることもあります。もちろん騙されていた場合はそのお金は戻ってきません。こういったちょっとした歪みが人間関係にヒビを入れてしまうこともあるので怖いところです。

相手が本当に悪い人であれば別ですが、金銭トラブルに発展するのは、元々は良好な関係であったことも多いもの。大切な相手が困っていれば、助けてあげたいと思います。でも貸した相手が予定通りお金を作ってきちんと返済してくれることはまれです。これは相手の借金の理由問わずです。本当に短期間に返せる程度のメドが立っているものであれば、わざわざ知り合いに頼まなくても他に方法はあるはずですから。

お金と友達、無くしてもいいのは?

貸したお金がかえってこなければ苛立ちますが、友人知人であれば催促もしづらいですね。それに返せるのであれば催促なんてしなくても返してくるはずです。借りた友人に本来悪気があった訳ではなければ、なおさら本人には罪悪感があるでしょうし、その感情を処理できなければ逆ギレしてくるなんてこともあります。でも貸した自分もそれを受け入れるほどの余裕はないですよね。理解できるとしても縁が切れて10年たってからでしょう。

自分が詐欺にあって騙された場合は勉強代としてあきらめることもできますが、大切な友人を助けるつもりの善意が踏みにじられてしまった時は、簡単には割りきれません。お金を貸すということは、そのお金が戻ってこない覚悟はもちろん、その友達をなくす覚悟も同時に必要なのかもしれません。なくすのは、お金か友達のとちらかではないのです。

金銭トラブルで大切なものをなくさないためにできること。

自分が詐欺に合わないためにも、金銭トラブルになって大切な友人をなくさないためにも、実際に悲しい結果になってしまった人たちの体験談を数多く知っておくことは、自分が同じ状況になった時に立ち止まれる材料になります。当サイトではそのような想いから、たくさんのお話をご紹介しています。

他人事として見るのではなくて、自分だったらどうするかな?といった視点も持ちながら、多くの他の人の体験を自分のものにして貰えればと思います。

札束をしまう手