高校時代にせこい泥棒に騙された事

高校の時に商店街にある焼鳥屋さんでバイトをしておりました。社員は一人もおらず、女性のパートさんが、責任者として任されていて、他に2名のパートさん、アルバイトは自分を含めて5名のローテーションでした。

半年程経った頃、真面目に働いていたせいか、責任者に店の鍵を貰いました。日曜日に朝からバイトをする時に、自分で店を開けて、準備をするようになったのです。昼過ぎからは、パートさんやバイトが来るのですが、それまでは一人です。

でもさすがに日曜の午前中に焼き鳥を食べる人は少なく、ほぼ客は来ません。夜になっても、常連さん以外はあまり来ませんでした。お客が店の前に立ち止まっては立ち去ります。それは何故かというと、単価が高いのです。例えばネギマ1本で180円位だったと思います。

でも、その分どのお店より美味しい焼き鳥です。ですので一度、食べてくれたお客さんは、その味を思い出すと店に来られます。実はそのお店の親会社は、大きなチェーン店です。しかしそれを知っている人は、その当時はまず居なかったと思います。

たまに、親会社のバイヤーが店を見に来ます。見に来るといっても売上をチェックする事もなく、10分程度、雑談をして帰られます。

そしてその日がやって来ました。

日曜の昼位、店には自分一人でした。そのチェーン店の名前を出して、いつものバイヤーの代わりに来たと男性が現れました。店の中には入って来ません。

内容は、キャンペーン用のディスプレイを購入して来るので、金庫から3万円出してくれと言います。売上は金庫に閉まっており、毎日店を閉める前に2人1組で、銀行の夜間のボックスに預けます。ですので、店を開けた時にはレジのお釣り分しかありません。

日曜の午前中です。1万位しか売上ないですよと伝えると、それでもいいと。足りない分は自分が出しておくからとの事。何か変だな?と思うも、そのチェーン店の名前を出す位だからと1万円を渡しました。男性は颯爽と去って行きました。昼過ぎに責任者のパートさんが来ました。

その旨を伝えると、すぐに親会社に電話を掛け始めました。そんな指示はしていないとの事。騙された!すぐに分かりました。いつものバイヤーも来て、警察も呼んで話をしました。風貌を警察に伝えました。

どうやらその辺りでは有名な小銭泥棒らしくバイヤーにも、責任者にも全く怒られる事はありませんでしたが、悔しかったですね。

どこかで見つけたら絶対に捕まえてやると誓いました。でもその後ですが、そいつの顔が新聞に載っていました。警察に捕まったのです。でも騙されたお金は戻ってきませんし、喜び半分といった感じでした。

お皿に乗った焼き鳥

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