嘘と偽りしかなかった私の彼女はどこに?

お金を渡す手

私が20代前半の頃の話です。モデル業をしていた私と、小さなスタジオでスタイリストをしていた彼女とは、一件の仕事で初めて出会いました。まだ新人な私は、彼女がスタイリストで宣材写真を撮りたいと話を持ち掛けられ、すぐに仲良くなりました。 お互い実費で少しずつお金を出し合い写真を撮ったり、打ち合わせをしたりしていくうちに、恋愛関係になりました。 彼女が賃貸アパートの更新が近いというので、彼女が今より私の近くに移り住む事になりました。 この時に私がしっかりしていればと、いまだに悔やまれます。

引っ越し代がないから出してくれ的なことを言われて、ちょうど仕事でまとまった額が入ってきていたので、貸してあげることにしました。 ひと月ほどたったある日、今度はストーカーにあっているといわれ、私の家にしばらくいることになりました。一週間程でアパートに行くとポストには消費者金融からの請求書の山でした。 さらにはアパートの玄関には大家さんからの罵声がメモで貼られていました。

私は良くわからず、彼女に問いただすと彼女もわからないと、泣き出す始末。きっとストーカーの仕業だといい、好きだった私は彼女の言い分を信じてしまいました。 ストーカーが怖くて仕事にも行けないと退社してしまい、借金は増えていっていきました。仕方なく私の父が全額で200万円ほど貸してくれました。しかし一年以上たっても彼女は働きもしないので、私も不信感を持つようになり、うまくいかなくなって別れることになりました。

私や私の父が貸したお金は、一か月に一万円を返済するということで、話がまとまりました。 そして彼女は、実家に帰っていったのですが、ぜんぜん返済してくれず、連絡も取れず、しまいには彼女の家族ですら、居場所がわからないという事態になってしまいました。 あれから20年経ちますが、何の連絡も取れずにいます。あとからわかったことなんですが、仕事のスタイリスト、ストーカー被害、その他すべて偽りだらけだったようで、彼女の家族もまた騙されたうちの一人でした。彼女の周りに居た友達たちもまた騙せれていた人たちでした。 そして私もです。 その後、人間不信になってしまい、未だに少しだめですね。